久々のお題はプリンターである。
「ああ、どうせインク代が高いとか言うのだろ」と思った方は、そのままブラウザーの「戻る」ボタンを押すことを勧めるのである。
まあ、身もふたもないがそう言う話である。
4年半前に買ったプリンターだが、毎日のように使っても大きなトラブルもなく来ている。最近は新商品が出る度に買おうとチェックはするのだが、見送っている。
プリンター自体の性能が不満なのではない。無線LANを装備したものは複数パソコンを使っている者としてとても欲しい。インクの性能も上がっており、コピーやダイレクトプリントなどの機能もついて2万円でお釣りが来るご時世だから買えない金額ではない。
でも買わない最大の理由は、その後に掛かるインク代である。保証期間中は社外品は使いたくないので、多分1年間で交換インク代で数万円になるだろう。
本体を安く売ってインク代で儲けるビジネスモデルは、我が輩のようなヘビーユーザーには非常に不利である。逆にたまにしか使わない人にとっては今のシステムの方が得だろう。極端に言えば新品プリンターを買って付属のインクを使い切ったらオークションに出して、また新品を買った方が安く付くくらいだ。
そういうわけで古いプリンターを使い続けている。古いモデルになると社外品のリサイクルインクも豊富でしかも安い。古くてもスナップ写真をL版にプリントするくらいなら問題ないし、モノクロ印刷は顔料インクのお陰でレーザープリンター並の品質があるので構わない。写真の楽しみ方もパソコンやフォトフレーム、大画面テレビなど新しい使い方も広がっている。
本気でプリントする勝負プリントなんて専門店にお願いする方がいい。プロだから品質も高いし、自分で何度も調整して印刷するくらいなら返って安いくらいだ。
とはいえいずれは買い換えねばなるまい。メーカーにはヘビーユーザー用に本体を高くしても良いのでインク代が安く付くような買い方を提案してもらいたい。