城陽市は特産品に梅やサツマイモ、いちじくなどが知られるが、市の花でもあるハナショウブやカキツバタも栽培が盛んである。 城陽市は特産品に梅やサツマイモ、いちじくなどが知られるが、市の花でもあるハナショウブやカキツバタも栽培が盛んである。
ゴールデンウィークの時期にJR長池駅から南、山背古道近くを8分くらい歩くと、一面のハナショウブやカキツバタに出くわす。
今回ご紹介する花の小径である。平成8年に農道を整備した散策路が整えられた新しい観光施設である。
花の小径の中程に蓮池があり（常楽池）、何やら屋形のようなものが埋まっている。
雨乞い地蔵さんと呼ばれ、近年でも行われており、平成6年に祈祷中に雨が降ったという。
中は見にくいが、祠の中に水がめがあり、その中に地蔵が祀られている。
露地栽培はカキツバタが多い。
ハナショウブはビニールハウスでの栽培が多いようだ。
いずれにしても、全くといって良いほど人がいない。観光に力を入れているのかと心配になるほどだ。
他にも様々な花卉が栽培されている。
写真はカラーで、カキツバタやハナショウブの需要が減る中、結婚式等での引き合いが増えているという。
近くには、古い宿場町の名残を留めた町並みや、森山遺跡、荒見神社（京都裏道案内 252）など地味な見所が多いので、ゴールデンウィークの混雑から逃れるにはよいスポットである。
所在地：城陽市観音堂付近
交通アクセス
JR 奈良線 「長池」から徒歩8分
※散策自由