639　上開ノ内児童公園（京都市南区）

　かつて紹介した鳥羽処理場（京都裏道案内138）は藤の花で知られるが、その横にある公園もなかなか侮れない。

　上開ノ内児童公園（かみひらきのうちじどうこうえん）といい、鳥羽処理場の西側にある。葛野大路をまたいで南北350ｍほどの細長い公園である。

　ミニグランドや遊具もあるが、注目は遊歩道の上に作られた2つの長い藤棚。

　毎年ゴールデンウィーク前後に藤の花が満開になり、大変美しい。

　大規模な都市公園でもなく、観光地でもないためか誰も人がいない。

　花付きは良く、風に揺られ、良い香りが漂う。

　藤の木はまだ若く、藤棚を全て覆ってはいない。今後大きく成長するとかなり壮観になるのではないだろうか。毎年見守っていきたいものである。

　葛野大路を渡った南側は桜とアジサイの植栽が特徴。

　桜は葛野大路の両側の桜並木と一体化しており、4月上旬頃の満開の時期になるととてもきれいで、車で走っていても気持ちが良い。

　6月に咲くアジサイはよくある青系だけでなく、深紅や純白などとてもカラフルで写真映えがする。

　駐車場がないのは残念だが、コンビニが隣接し南北にトイレも設置されており、花の時期にちょっとした癒やしのスポットとしておすすめである。