はてさて、スーツを着る者にとって恐怖の夏が近づいてきた。ずいぶん以前に夏のビジネスの服装を何とかしてくれ〜！と言っていたが、どうもその機運が高まってきた。
夏を涼しい格好で仕事をしようと、ノーネクタイ、ノー上着の服装のクールビズ（cool+businessの造語だとか）がにわかに脚光を浴びている。基本的に我が輩は賛成である。地球温暖化対策に待ったなしの今日、早急に定着すべきである。この夏から出来る範囲で実行してみるつもりである。
これまで男性のビジネスウェアは欧米風の上着・ネクタイ着用が半ば強制され、軽装の女性にとっては冷えすぎた冷房で膝掛けやカーディガンを羽織るという矛盾が起こっていたがそういう無駄もなくなる。
既に沖縄ではかりゆしウェアが広まり、ハワイでもアロハシャツがビジネスマンに受け入れられているのである。夏場、高温多湿な日本でもぜひ定着して欲しい。
だいたい冷房なんて、涼しい風を出している裏でその何倍もの廃熱を出す、ヒートアイランドの元凶のようなものである。その冷房がオフィスやショッピングストアで緩和されれば効果は大きい。電車の冷房も弱冷車が標準になるであろう。
ただノーネクタイ、半袖シャツはいいが上手く着こなさないと軽薄・ルーズな印象になるのは否めない。ある程度基準となるドレスコードを設定していただくとありがたいのだが。